2024.06.18 GI静岡スタートアップ交流会

先日静岡のお酒がGIを取得し、GI認定を受けたお酒が、いよいよデビューします。
それを記念して今回は経済界の方をお招きし、GIのご紹介&拡散・周知に努めていただきたいという願いを込めて、スタートアップ交流会を開催いたしました。

新幹線も止まるほどの、あいにくの天候の中ではございましたが、多くの皆様に集まっていただきました。まずは開会のご挨拶を名古屋国税局長 吉沢浩二郎様より頂きます。

名古屋国税局長 吉沢浩二郎様

続いて静岡県知事の鈴木康友様からお言葉を頂戴しました。

静岡県知事 鈴木康友様
鏡開き

ますますのGIの発展とご列席の皆様の末広がりの運が開けるよう祈念しての鏡開きです。

(写真左より)
国税庁 次長 星屋和彦様
静岡県知事 鈴木康友様
春風亭昇太様
静岡県酒造組合会長 望月正隆さん
名古屋国税局 局長 吉沢浩二郎様

爽やかな蓋の割れる音と共に拍手が沸き起こります。

静岡県沼津工業技術支援センター 鈴木雅博様

そして壇上では、静岡県沼津工業技術支援センター 鈴木雅博さんより、GI静岡と静岡県産清酒の魅力についての講演が行われ、酒類の特性や、要因などについて、わかりやすく説明をいただきました。

■GI静岡のお酒をざっくりまとめると…

  • 淡麗で穏やかな旨味のきれいで丸みのある酒質で、どんなお酒ともあう食中酒であること。
  • 香りは総じてバナナ様を基調とした穏やかな香り。純米吟醸酒や吟醸酒では、メロンなどの果実香を感じること。
  • 静岡酵母を使用していること。
  • 採水地が静岡であること。(鉄分や有機物はほとんど無いが、酵母の栄養源となるミネラルを適度に含んでいる軟水)
  • 審査会を通過した「静岡らしい」お酒であること。
  • 人的要因として、東海道五十三次の22の宿場町が存在し往来客をもてなすため旧東海道沿いに地酒づくりが盛んになったという歴史的背景があること。

静岡県という大きな規模で、お酒の方向性が揃っているのは大変珍しい事なのだそうです。

そして、鈴木先生は、新しい静岡酵母を開発するとのことで、現在クラウドファンディングを募集中です。興味のある方は見てみてください!

次は、大の日本酒好きという春風亭昇太さんをゲストに迎えて、「GI静岡の魅力とこれから」と題した座談会です!

壇上のレイアウトが変更され、
司会・進行は神田えり子さん
日本酒&食ジャーナリスト 山本洋子さん
春風亭昇太さん
静岡県酒造組合組合 会長 望月正隆さん
副会長 清(せい)信一さん
杜氏を代表して土田一仁さん
にお越しいただきました。

座談会

まずは、お酒の会らしく乾杯から。静岡県卸酒販組合 理事長 戸塚様より乾杯の発声をいただきました。

乾杯に使用したお酒のカップは、官能審査などに使用するオリジナルのプラカップ。蓋つきで給仕されたので、香りから利いていただく事ができました。

また、GI静岡のお酒と好相性のおつまみも一緒に提供され、乾杯用の3種のお酒と共に味わっていただきます。

会の途中で昇太さんからは「東京でも静岡のお酒を見かけると必ず呑んでいる」というコメントをいただいたり、山本さんからは、静岡は駿河湾、遠州灘、浜名湖に山あいの養殖も盛んで、特色ある漁業が発達して日本一が多い事。また、薬味のわさびまで日本一の生産量を誇る事。バラエティに富んだ魚種に、静岡のお酒がぴったり寄り添う事など、静岡のお酒の凄さを県外の立場から教えていただきました。

静岡県卸酒販組合 理事長 戸塚様
司会・進行 神田えり子様

そして、第一部「GI静岡の魅力とこれから」座談会が終了し、第二部の開幕です。

第二部では、全24蔵のGIのお酒が試飲できる交流会を開催。各蔵の関係者と直接お話をすることができ、参加された皆様にご満足いただける会となりました。

第二部交流会
第二部交流会
第二部交流会
第二部交流会

参加された皆様が、それぞれGI静岡のアンバサダーになっていただけるということで、これからGI静岡はもっともっと広く知られていくことになると期待しています。

最後に、関係者一同で記念撮影をしました。

集合写真