2023.3.13 杜氏研究会

 今回は、初の会場となる静岡市牧ケ谷の静岡県工業技術センターにて杜氏研究会が行われました。当日はあいにくの土砂降り…。車が横づけできるような玄関アーチがあり、なんとか搬入。さっそく準備にかかります。

ですが、なんだか見慣れないアイテムが…?

今年は、お酒のグルコース値を最初に計測し、半分の本数で数値の高い(甘い)チームと数値の低い(甘くない)チームに分けてから審査をします。これは、利き酒をする方がより正確に利き酒できるようにする為なのだそうです。

 まずは純米酒から。グルコース値が低い方から1~11番。高い方が51~61番の暗番となりました。ちょうど本数で半分に分けたので11と51の間に大きな差があるかというと、そうでもなかったようです。

 手慣れた裏方さんたちがどんどん用意していきます。ここ数年、コロナ禍のためすでに火入れしたお酒を5月頃審査していたので、3月に行うのは久しぶりです。ほとんどが出来立てのお酒なので、生のものが多く、つまりは冷えた状態です。なので、瓶に結露がついてしまう→暗番の札が濡れてしまう→ペンが書きにくい という自体が発生。これは次回までに対策をしなくては…。

 続いて純米吟醸の分です。順次利き酒が行われて行きます。

これがお一人分の利き酒用セットです。利き酒は味覚の鋭敏な午前中に行うのがセオリーです。そして、本日の評価の記載された書類を受け取り、講評を伺います。

それを踏まえて本番、24日の鑑評会に挑みます。今年も、全体的に静岡らしいキレイでまるいお酒がたくさんとのことでした。今年も静岡のお酒は美味しいです!