あっという間に1週間が過ぎ、清酒鑑評会当日です。前日の悪天候から一夜明け、すっきり爽やかな日となりました。審査用の清酒は前日に会場に運び込まれ冷蔵庫で保管、温度も統一されたお酒で審査します。今回の出品酒は 吟醸の部 13場25点、純米吟醸の部 20場38点です。
審査の方法は「暗番方式」で、ナンバリングされたお酒をそれぞれ40mlずつプラカップに注ぎ、審査員の人数分用意します。裏方では手慣れた皆さんが審査用のお酒を準備します。
その準備中の別の部屋では審査員の皆様が、審査についての方向性の擦り合わせをします。
これが一人分の審査セットです。この写真は純米吟醸の部の第1審なので、38個のカップが並びます。
用意ができたら、審査員が控室から会場に入ります。
準備の皆さんも大変ですが、審査の皆さんも大変です。前日よりコンディションを整え、朝食にも気を使い、審査が終わるまで(14時~15時位)食事も摂れません。前日の夜も緊張で眠りが浅くなってしまうとの事でした。そのくらい真摯に審査に臨んでいらっしゃいます。
そして第2審、第3審と審査の度に本数が減り暗番を振り直し、お酒をシャッフルします。今年は吟醸酒の部門は第3審までありましたが純米吟醸酒の部門は第2審で県知事賞が決定しました。
令和5年度 静岡県清酒鑑評会の結果は下記の通りです。
吟醸酒の部 県知事賞 磯自慢 磯自慢酒造株式会社
純米吟醸酒の分 県知事賞 開運 株式会社土井酒造場
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