精密に計量された5キロの米が、いくつものザルに入れられ浸漬（しんせき）を待つ。米は兵庫県加東郡東条町産（特A産地）の極上山田錦。

中腰の姿勢のまま、ストップウォッチを片手にゆっくりと米を混ぜる滝上杜氏。酒造りは中腰の姿勢が多い。キツイ仕事だとあらためて気づかされる。

浸漬された米に流水をあて、糠を丁寧に流す。侵漬、計量、水切りの作業が分担され次々に進んでいく。

侵漬の終わった米の水切りの様子。

水切り後の米を布に包み保湿し、翌朝の蒸しに備える。