静岡の地酒「静岡県酒造組合」 富士山、天城山地、南アルプスの名水で醸す静岡の地酒を蔵元情報と共にご紹介。日本酒の良さ、日本酒文化を多くの方に伝えたい。
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静岡県の酒蔵会社と蔵元の紹介

しずおか酒造りの風景


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インターナショナル・サケ・チャレンジ
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第11回 静岡県地酒まつりin東京

第22回 静岡県地酒まつりin静岡

日本酒で乾杯推進会議
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万大醸造合資会社(3)

今日を一日頑張った人が、心から「旨い!」と思える酒を造りたい。


▲「あらばしり」を手にする佐藤社長(現・会長)。精米歩合70%、辛口ですっきりした呑みごたえのある酒。1升1,600円、4合700円という価格は、多くの人に飲んでもらいたいという、社長の心意気の表れから。

──その「あらばしり」というのは、どんなお酒なのですか?

 あらばしりというのは、荒走りといって、酒を搾る時に最初に出てくる酒のことです。
 地元の米とここ年川の水を用いて、20日間寝かせてできたもの。至って普通の造りの本醸造なんですが、常温でも良し、燗にしても良し、おまけに価格良し(笑)。

──本醸造なんですね。毎日晩酌される方から、旨い本醸造が本当にありがたいとよく聞かされます(笑)。
 そう、先ほどから気になっているのですが、あれがお寺さんから移築された建物ですね。

 そう。庫裏は縁あって近くのお寺から移築してきたもの。「鶴生館」と名づけ、ここを訪ねてくれたお客様方の憩いの場所になるようにと。ここで造った酒を全部並べて、ちょっとした展示場風に。もちろん試飲できます。
 出土品の展示、のんびり寛げる広い座敷もありますから、近くの宿から酒蔵見学を頼まれた時にも利用してますね。伊豆の酒を知ってもらいたいし。

──社長のお酒へのこだわりとは?

 健全な材料に健全な酒造り。健全にできたものは身体にもいい。それが全てですね。

──ありがとうございました。

(取材日:2007年7月26日)

【万大醸造よりのお知らせ】
〜試飲処「鶴生館」閉館のご案内〜
平成16年4月の開館以来、皆さまにご愛顧いただいた試飲処「鶴生館」を、平成20年3月一杯の営業を持ちまして閉館させていただくこととなりました。
伊豆唯一の蔵元である万大醸造の酒造りは、新規企画を加え益々発展するように努力して参りますので、相変わらずごひいきの程よろしくお願い申し上げます。