静岡の地酒「静岡県酒造組合」 富士山、天城山地、南アルプスの名水で醸す静岡の地酒を蔵元情報と共にご紹介。日本酒の良さ、日本酒文化を多くの方に伝えたい。
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静岡県の酒蔵会社と蔵元の紹介

しずおか酒造りの風景


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インターナショナル・サケ・チャレンジ
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第11回 静岡県地酒まつりin東京

第22回 静岡県地酒まつりin静岡

日本酒で乾杯推進会議
日本酒で乾杯推進会議

株式会社志太泉酒造(3)

志太地方の酒蔵として、誠実に堅実に酒造りに取り組む。



▲上:吟醸・大吟醸用の仕込み室。下:温度管理の徹底した貯蔵庫。瓶詰めされて出荷を待つ。

──今、若者だけでなく、中高年層でも日本酒離れがいわれています。また、先ほど地産地消という言葉もありました。消費動向については、どうお考えですか。

 現在の消費としては、地元の藤枝周辺(志太地方)で三分の一、県内で三分の一、県外へ三分の一という比率です。静岡県の酒蔵ですから、やはり県内や地元の方に飲んでいただければと思っています。
 県外ですが、東京へは卸店を通さず、酒販店さんと直接取引をしています。酒は黙っていて売れるものではありませんから、どんな風に酒を造っているのか、どういう酒なのかを酒販店さんに知っていただかないと。それに、どんなお店で、どんな風に売っていただいているのか、気になりますからね。お客様と志太泉との窓口となっていただいているわけですから、酒販店さんとのコミュニケーションはとても大切です。

──なるほど。志太泉の酒を知っていただくという取り組みとして、ホームページやブログを通しても、熱心に情報を発信していらっしゃいますね。

 そうです。ブログはできるだけ頻繁に更新するようにしています。ただ、仕込みの時期になると、なかなか更新できないのですが(笑)。ホームページやブログでの反応をみても、今また少しずつですが、若者のユーザーが増えている手ごたえを感じています。ですから、20代、30代の層をもっと掘り起こせないかと思っています。
 インターネットだけでなく、東京での「地酒まつり」や、様々な場所で行われる「酒の会」などへも積極的に参加し、ユーザーと直接コミュニケーションを図っていきたいですね。そうした機会を通して、地酒の良さ、志太泉の良さを知っていただければと思っています。

──全国的にみると、海外への輸出が伸びてきていますが。そういった取り組みは。

 ええ、うちでも輸出に取り組んでいて、カナダやシンガポールなどに輸出し、順調に伸びています。今、全国的に国内での日本酒消費は伸び悩んでいますが、その分を輸出でカバーできたことは、うちにとっても大きかったですね。
 今後も海外市場をにらんだ展開を考えることは、企業として大切なことだと思っています。

──本日は、ありがとうございました。

(取材日:2007年8月22日)