静岡の地酒「静岡県酒造組合」 富士山、天城山地、南アルプスの名水で醸す静岡の地酒を蔵元情報と共にご紹介。日本酒の良さ、日本酒文化を多くの方に伝えたい。
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静岡県の酒蔵会社と蔵元の紹介

しずおか酒造りの風景


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インターナショナル・サケ・チャレンジ
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第11回 静岡県地酒まつりin東京

第22回 静岡県地酒まつりin静岡

日本酒で乾杯推進会議
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▲杉玉と大きな磯自慢の看板。

磯自慢酒造株式会社(1)

住所/焼津市鰯ヶ島307
銘柄酒/「磯自慢」
≫所在地

 磯自慢にとって一番大切なことは何ですか?こんな問いに、「お客様の満足はいうまでもありませんが、酒販店さんが安心してお客様にお薦めできる酒を、毎年造り続けることです。」と、明快に答えてくれた寺岡洋司社長。優しく丁寧な語り口の中に、時折、磯自慢の品質に対する強烈な自負心が覗く。「酒にとって良いと思えることは、何でも取り入れる。」という姿勢が、全国のファンに愛され、支持され続けている理由なのだろう。
 焼津港にほど近い、磯自慢酒造の蔵を訪ねた。

常に挑戦の姿勢を忘れず、他にはない磯自慢らしさを追及したい。


▲全国に名を轟かせる蔵でありながら、派手さのない閑静な佇まい。

──こちらの蔵内は全て冷蔵庫になっているとお聞きしていましたが、実際に見学させていただいて、「ああ本当にそうなんだ!」とビックリしました。

 いや、全てというのは大げさですが、建物の外観からは想像できないでしょう(笑)。酒造りにとって一番いい環境や、作業のしやすさを考えながら自分で設計しました。

──出荷室まで冷蔵庫で、社員の皆さんが布団を被ってラベル貼りの作業をしていたのは印象的でした。造りはもちろん、発送まで徹底して品質管理をなさっている。

 酒にとって良いと思えることは、何でも取り入れます。逆に言えば、酒に悪いと思われることは、徹底的に排除してきました。蔵内がステンレス張りなのも、造りの過程で雑菌の混入を防ぐためです。タンクもホーローでなく、ガラスでコーティングされたものを使っています。とにかく蔵内が清潔な環境でなければ、私たちの目指す酒が造れません。

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